ピッポとうさりんと一緒に仙台へライブツアーに行きました。
http://www.kaseinoniwa.com/cafe/2009iizawa.html
三日分なので長いです。


10月16日(金)

昼すぎまで、バイト。
その後待ち合わせの往来座へ。
少ししてカヒロックが来たので
二人で〈小倉屋〉におせんべいを買いに行く。
仙台の方々へのお土産。わめぞの定番。
工場の一角にある販売コーナーから
機械音が聞こえる。おせんべいだからか
機械の音がやさしく聞こえる気がする。


旅猫に寄って、金子さんに挨拶。
カヒロさん久しぶりの旅猫
うれしそう。カヒロさんが作った
旅猫雑貨店のテーマが心地よい。


往来座に戻り、カヒロさんのベルトが
壊れて黒帯心中になったり、ピッポカーの
トランクの収納クロスワードをやったりして
出発したのが16時。急げ。急げ。


渋滞もなく夕日に後押しされて
埼玉、栃木、福島と快走。
途中のSAで食べた、具が餃子の
おにぎりのうまさと、コロポックル
仕様の洗面所に驚いた!
http://twitpic.com/lprvj


21時火星の庭に到着。
おうどんを用意してくださった前野一家が
湯気の向こうで微笑んでいる。長旅のあと
疲れてるだろうと、やさしい食べ物を用意して
くれる気遣い。もちろん大好きな発泡酒
(別名:魔法水)も。
http://twitpic.com/lqmpx


看板娘めぐたんの絵が素敵だったので
公開させてもらう。ツイッターのことを
説明したら、すぐに理解。恐るべき年長さん。
http://twitpic.com/lqa74


またまた夜更けまでベロンベロン会議。
宿泊所に帰って、しばらくして寝てしまう。


10月17日(土)

6時半起床。まだみんな夢の中なのでお風呂に入る。
お風呂に入ると、色々考える。今回の仙台。
少し前から考えていた。ピッポにあたし何ができるだろうか。
一緒に遊んで、わめぞのイベントもやって、たくさん話して
そうして幾たびか過ぎてもっと何かできんじゃないかと思って
独断で豆イジャーとして(マネージャーとしてはまだまだ豆つぶ)
宣言してついてきた。ピッポもウサリンもやさしく迎えてくれて。


とにかく、今回はシンガーとしてのピッポ
じっくり見ようと思った。そしてライブをやるということ
実際の準備と心の準備を見学させてもらおうと思った。
音楽のことも全然わかんないけど、私に何かできるのか
何もできないのかを見てみたいと思った。
そんなことを考えながら、湯船につかる。


二人が起きてきて、今晩のライブの準備を開始。
全体の構成の確認、MCや動きやりとりの確認。
ポエムの確認。ふたりがどんどんこなしていく中
あたしは、コーヒーを入れ二人の作業をじっと見る。
今まで見たことがなかった雰囲気に私は少し緊張した。

あたしは、ライブで使う道具をまとめる。
出しやすいよう、しまいやすいように
そして何を使うのか覚えなければと
なんだか気がひきしまる。


結局、宿泊所を出たのはリハの時間になったので
火星の庭へ。念願のカレー。辛い。トウガラシが
効いている。苦手なのになぜかおいしく食べれた。
前野さんによると唐辛子が少しマイルドだとのこと。
食後のお茶をいただいて、リハ準備。
用意をしながら段取りを覚えて、あったほうが便利なもの
などをメモ。一つ一つ作業はまだまだ。次から覚えなければ。


今夜のメインゲスト、飯沢耕太郎さん到着。
さっそく音合わせ。気持ちのよい音がすぐ重なって
笑顔のこぼれるリハ。もうすぐ開場!


受付でお客さんを迎える。予約の方が続々と来る中
さっき店内のカフェでお茶してたかたが飛び入りで
来てくださる。ほぼ埋まりトークがスタート。


お客の中にいがらしみきおさんがいる風景が
なんだかすごい。少女マンガと日本の70年代との関係性、
これから飯沢さんが取り上げたい三原じゅんという漫画家に
ついて。お客さんの持ってきた少女漫画についての話。
いがらしさんは、陸奥A子を持参。二人のコラボトーク少し。

女性のお客さんで、「はいからさんが通る」が好きと言って
らっしゃった方がいて、大陸的とかロマンとか熱い気持ちを
お話されていて「登場人物が全員アル中」といったどっかの
イラストレーターとはえらい違い。同じマンガを読んでいても
感じ方がこんなに違うものかと驚いたりして。


トークのあとは、いよいよライブのスタート。
いつも楽しく聞いてしまうのだけど、豆イジャーとして
じっくり見ようと気構えてたら緊張してきてしまった。
お客さん、ウサリンに笑顔。めぐたんは、ウサリンをチラ見するも
iphone貸して!」
さすが数々のライブ開催を経験されている
六歳児。自分がじっとする術を段取るとは。


自分としては、いつもピッポのライブを一観客として
楽しく聞くのだけど、今回はすごくいろんなこと考え
ながらライブを見た。うまくレポートができない。
詳しいライブの模様は、ピッポのブログをご覧ください。


とにかく会場にピッポという花粉が飛び散り
見たことない花が手のひらに咲いて皆さんが
笑顔でその花摘んでくれた。


ライブの後は、お客さんも交えて打ち上げ。
いがらしさんも残ってくださり、マイブームの
韓流の話などをしてくれる。ギターが出てきて
飯沢さんとちあきなおみを唄ってのはいい思い出。


打ち上げがひとまず終って、またまたベロンベロン
ベンチプレスの態勢で寝てしまう。
宿に帰り、二秒くらいで布団を敷き寝てしまう。
まだまだ豆イジャーから抜け出せそうにない夜。


10月18日(日)


7時に起床。二人は夢の中なので昨日同様お風呂に入る。
湯船の中で昨日のこと色々。ライブが終わって安心しきって
ベロンベロンになったのはまずいとか反省もあるけど
やっぱり楽しかったなが一番。また仙台でピッポを見たい。


みんな起きてきて買ったおにぎりを分け合う。
http://f.hatena.ne.jp/twitter/20091018220819
寄り道。前回わめぞでお世話になったマゼランさんへ。
少しお話して村上龍の「気ままにいい夜」を買う。
対談集。江夏豊井上陽水野坂昭如など。
そのあと火星の庭へ。いがらしさんと待ち合わせ。
まずは、前回も連れていっていただいた〈伊達の牛タン〉へ
特厚定食。ほんと厚いノルマンディ海峡の崖のように。
http://f.hatena.ne.jp/twitter/20091018223352


そしてそして、スイーツツアー開始。
いがらしさんがピックアップした店を
中心にコースをきめて出発。


まずは、かぼちゃを使った菓子店へと
探すがない。どうやらつぶれた模様。
いがらしさんがすまなそうにしているので
「私なんか、夢に出てきた実在しない原宿の
お店に友達を案内したことありますよ。
それ以来、お店の場所がわからなくなると
『また夢じゃないの?』と疑われます。」と言った。


気をとりなおしてお金を払う魔法の絨毯で
〈村上屋餅店〉へ。三食もちを食べる。
くるみ、黒ごま、ずんだの三重奏。
http://f.hatena.ne.jp/twitter/20091018225142


ふたたび魔法の絨毯でケーキ屋さんへ(名前忘れました。)
この時点で、胃の中の牛タンとずんだが口喧嘩を。
マドレーヌいただく。ピッポソフトボールくらいある
青葉城の石垣」という名のケーキを。さすがスイーツ大使。
http://twitpic.com/m6pbp

いがらしさんが、別腹もいっぱいになっちゃったヨと言って
ツアーは終了。ごちそうさまでした。
いがらしさんは、今回のツアーでスイーツ紳士を襲名。
プリンのシルクハットをかぶり、キャンディのステッキを
振りかざし、淑女に
「甘いものでも如何ですか?」と声をかけることになるかも。


三度目の魔法の絨毯で、火星の庭まで送っていただく。
お茶をしながら、本棚を見る。
「ノスタル爺」藤子・F・不二雄を購入。


そしてお別れの時間。急にさみしくなる。
握手をして車へ乗り込んだ。