アペルの帰りは、行きつけの大河堂へ。

「ゴキブリの歌」を150円で。
角川文庫 /昭和48年4月30日(8刷)*昭和47年10月30日初版 /180円(定価)

この雑文集は、いわば生活の報告でもあり、
自分の内面を映す鏡のようなものである。
「風に吹かれて」が、おおむね過去の自分の
回想記であることに較べると、より原寸大の
私がそこに透かして見えるようだ。
(「あとがき」より)